【酒蔵見学】「鳳陽」内ヶ崎酒造店
宮城県で340年以上続く、「内ヶ崎酒造店」へお邪魔してきました。
◆内ヶ崎酒造店
元和4年(1618年)、奥州街道吉岡宿と七北田宿の間の新道を作るにあたり、初代内ヶ崎筑後(後に織部と改名)が伊達政宗公により召しだされ、富谷に宿場を設けることを命じられたのが始まりとされています。
正門のある通りには味噌、醤油、砂糖の生活の糧となる商店が連なり、御大名様が通る旧繁華通りとして栄えていたそうです。
建物は慶応年間に建て替えられたそうですが、とても歴史ある建造物で、昔からの酒造りの息吹が感じられます。
風情があってとっても素敵です。
そして、とっても広いです。
昔は皆で酒造りをしていたんですね!
蔵の中には立派な柱で支えられ、
大きな和釜が2つあり、
昔ながらの製法でお米を蒸しています。
道具も昔ながらで、このお酌でお湯をすくいます。
麹室は煉瓦造りで、なんと大正時代に造られたものです!
ここで麹を造ります。
酒造りでとっても大切な場所です。
また内ヶ崎酒造では麹を造る手法がもう一つあります。
それが、この「杜氏さん」という製麹機です!
自動で温度管理が出来、人の手作業よりも正確な基準を保って麹を造ってくれるとっても優秀な機会です◎
タンクは大きく深いのですが、
今は80歳のおじいちゃんも30kgのお米を担ぎ、元気に酒造りをやっているとうから驚きです!
蔵の平均年齢は現在56歳で、息子の27歳がだいぶ平均を引き下げています!若い造り手を募っています◎
酒造り中はこのタンク全てが使用されるそうです。
日本酒造りは本当に繊細ですが、
肉体労働でもあり、
匠の技法をとっても尊敬します!
絞りは2パターンありますが、
こちらが佐瀬式で重力で押して絞るタイプです。
もう1パターンのアコーディオンの様な薮田式もあります。
丹精込めて造られた内ヶ崎酒造の日本酒はスッキリして深みもあり食中酒にとてもよく合います!
また金賞受賞の大吟醸はしっかりとした味わいとマスカットの様な華やかな風味でとても美味です♪
また蔵の近くには内ヶ崎家別邸もあり
とても素敵でびっくりです!
素敵な庭園ですが、残念ながら今は一般開放はしていないそうです。
とっても美味しい宮城県最古の造り蔵の美味しいお酒をぜひ味わってみてください♪
これが金賞受賞酒も、堪らなく美味しいです。
16代目のうっちーを応援しています!
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